前回母猫のきくが子猫に餌を運ぶ様子やいなくなった子猫を探し歩いて見つけて来たことをかいたが、母親の子供を守る愛情か本能かよくわからないが、とても感慨深いものがあった。
そしてもうひとつ実際にあったことだが何年か前、夜中に外で何か物音がしたので、そおっと窓を開けてみたら何かを引きずる音がする。
ザスーザスー・・・。ひぇ~こわいよー。外猫が何かにやられたかと一瞬思って、外猫の名前を呼んでみたら音は消え静かになった。しばらくしてまた同じ引きずる音がしたが、その音を聞きながら眠ってしまった。
朝になってフェンスの外の餌入れに首を入れて横たわっているタヌキの子供がいた。生きていたがかなり弱っていた。驚いた。昨晩の音はこれだったんだ。
早速獣医さんの所に連れていったらタヌキではなくてハクビシンまあタヌキの一種らしい。多分事故にでもあったんじゃないかとのことだった。足が折れていて、そこが腐ってきているとの事だった。さすがに獣医さんも呆れたにちがいない。なにを連れてくるかわからない。お薬をもらってお金を払おうとしたら獣医さんに野生動物の治療だからお金はいらないよといわれた。
家に帰って大きなケージの中にいれ、水と食べ物を入れて置いたが、次の日かその次の日か忘れたが死んでしまった。
その子は穴を掘って埋め土にかえしてやった。
そうだよね。確かに野生動物である。猫とはなんの関係もないがしかし、母タヌキが弱ったコダヌキに餌を食べさせようと連れてきたのか、それとも人間の所に連れてくれば助かるかもしれないと思って連れてきたのかわからないが、そこにみたのは確かに子供を思う母親の愛情であった。なぜか泣けてしようがなく、書かずにはいられなかった。
ブログランキングに参加しています。一日一回それぞれワン・ニャンクリックにゃんにゃん。

にほんブログ村
